お墓掃除で腰を痛めないために|石屋が教える予防のコツ

いつもお世話になっております、的場STONEです。

少し正直なことを書きますと…実は今、私は腰を痛めて休んでいます。石屋として毎日石を扱っていても、ちょっとした油断で腰はやられてしまうものです。情けない話ですが、これも職業病ですね。

そして、お盆が近づくこの時期。お墓の掃除をしていて腰を痛めてしまう方が、毎年いらっしゃいます。草むしりや拭き掃除でしゃがんだり、中腰になったり…意外と腰に負担がかかるんです。

そこで今回は、石を扱うプロとして私が普段から実践している「腰を守る予防のコツ」を、お墓掃除に役立つ形でお伝えします。無理なく、長くお墓参りを続けていただくために。

そもそも、なぜお墓掃除で腰を痛めるの?

お墓掃除には、腰に負担がかかる動作がたくさん潜んでいます。

・しゃがんだまま長時間の草むしり
・中腰での拭き掃除
・バケツやお供え物を持っての移動
・墓石の下のほうを磨くときの前かがみ

特に怖いのが、「ずっと同じ姿勢」と「急な動き」です。長くしゃがんでいた後に勢いよく立ち上がる──これが腰にとって、いちばん危ない瞬間なんです。

石屋が実践している、腰を守る7つのコツ

  1. 作業の前に、軽く体を動かす

    いきなり作業を始めず、まず腰をゆっくり回したり、軽く伸びをしたり。たった1分の準備運動で、腰のケガはぐっと減ります。私も現場前は必ずやります。

  2. しゃがむときは「膝」を使う

    腰を曲げて前かがみになるのではなく、膝を曲げてしゃがむのがコツ。物を持ち上げるときも、腰ではなく膝と脚の力で。これだけで腰への負担が全然違います。

  3. 「立ったりしゃがんだり」をこまめに

    同じ姿勢を続けないこと。10〜15分に一度は立ち上がって、腰を伸ばしましょう。区切りをつけながらやると、腰がこわばりません。

  4. 小さな椅子・膝当てを使う

    ガーデニング用の低い椅子や、膝をつくクッション(膝当て)があると、しゃがみっぱなしを防げます。100円ショップやホームセンターで手に入りますよ。

  5. 重いものは「2回に分けて」運ぶ

    水を入れたバケツやお供え物は、一度にまとめて運ばず、軽くして2回に分ける。「もったいない」と一気に持つのが、腰を痛める原因です。

  6. 暑い時間を避けて、こまめに休憩

    夏の炎天下での作業は、体が疲れて姿勢も崩れがち。朝の涼しい時間に、短時間でが鉄則です。水分補給も忘れずに。

  7. 「ちょっとおかしいな」と思ったら、やめる

    腰に違和感を感じたら、無理せず中断する勇気を。「もう少しだけ」が、ぎっくり腰につながります。お墓は逃げませんから、また日を改めて大丈夫です。

📌 一番のコツは「全部やろうとしない」こと

お墓掃除は、一日で完璧に仕上げなくていいんです。「今日は草むしりだけ」「次は拭き掃除」と小分けにするのが、腰にも心にもやさしい方法。ご先祖さまも、あなたが元気でいることを一番喜んでくれるはずです。

重いもの・危ないことは、無理せず石屋へ

予防に気をつけても、どうしても無理が出る作業があります。たとえば──

・傾いた墓石をまっすぐ直したい
・ずれた土台や外柵を動かしたい
・カロート(納骨室)を開けたい
・お墓全体をしっかり洗浄したい

こういった重量物が関わる作業は、どうか無理をなさらないでください。一番上の竿石(さおいし)だけでも150〜200kg、お墓全体では1トンを超えることもある、本当に重いものです。プロの私でさえ腰を痛めるのですから。

的場STONEでは、墓石の据え直しやクリーニングも承っています。「これくらいで頼んでいいのかな」と思うことこそ、お気軽にご相談ください。

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お墓を大切に想って、きれいにしてあげたい。その気持ちは本当に尊いものです。

でも、そのお墓を守るあなた自身の体が、何より大切です。どうか無理なく、ご自分のペースで。長く元気にお墓参りを続けていただけたら、石屋として、それが一番うれしいです。

──私も、しっかり腰を治して、また現場に戻ります。お互い、体は大事にしましょうね。

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